Element:N

From Metabolomics.JP
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窒素: 空気の約8割、窒息のもと

Atomic Number

7

Atomic Name

Nitrogen(窒素)

Stable Isotopes

isotope mass isotopic abundance (%)
14N 14.0030740074 99.636(20)
15N 15.000108973 0.364(20)

Radioisotopes

isotope half life disintegration form
13N 9.965 minuites beta+, EC

窒素はなぜ必要か?

アミノ酸とは窒素分(アミノ基 NH2-)を持つ酸という意味です。

炭水化物や脂質はアミノ酸の合成に必要な窒素を含みません。

動物の多くは、野菜や肉のタンパク質(=アミノ酸)を通して窒素分を摂取します。

植物は地中の窒素肥料(アンモニア)を取り込む代謝経路を持っており、その効率は植物の成長を決定する重要な要因です。

植物自身は大気中の窒素を利用できませんが、マメ科植物と共生する根粒菌は空気中の窒素をアンモニアに変換する能力を持っています。

エイやサメはなぜアンモニア臭い?

体液の浸透圧は、淡水より高く、海水より低くなります。そのため、淡水魚は水を飲まずに薄い尿を多く出し、体液が薄まるのを防ぎます。

海水魚は海水を飲んで、濃い尿を少量だし、鰓からも塩類を排出します。硬骨魚類はNaClなどの塩類で体液の浸透圧調節をおこないますが、軟骨魚類は塩類が約1/2で,他は尿素やトリメチルアミンを用います。

この尿素が分解するとアンモニアが出るので、エイやサメの肉は臭いのです。

ウナギやサケが海・川の両方で生きるのに対し、コイが薄い塩水でも死んでしまうように、体液の調節範囲は魚によって異なります。

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