CrudeDrug:Coptidis Rhizoma

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黄連 (Coptidis Rhizoma)

越前黄連:セリバオウレン Coptis japonica Makino var. dissecta Nakai
因州黄連:セリバオウレン Coptis japonica Makino var. dissecta Nakai
丹波黄連:セリバオウレン Coptis japonica Makino var. dissecta Nakai
越前黄連:セリバオウレン Coptis japonica Makino var. dissecta Nakai
加賀黄連:キクバオウレン Coptis japonica Makino var. japonica Satake
加賀黄連:キクバオウレン Coptis japonica Makino var. japonica Satake
味連:Coptis chinensis Franch
味連:Coptis chinensis Franch
雅連:Coptis deltoidea C.Y. Cheng 四川省峨嵋山
雅連:Coptis deltoidea C.Y. Cheng 四川省峨嵋山

黄連はキンポウゲ科のオウレン Coptis japonica Makino などの根茎を基原とする。根茎が連珠のような形態で色が黄色いことから黄連の名がついた。日本では古くから山の林間を利用した山栽培が行なわれ、民間薬にも使われた生薬で、過去には中国にも輸出されたことがある。しかし近年、日本の生産農家が減少し、日本市場において日本産はわずかに流通するのみであり、中国産が大半を占める。 黄連の成長は1節1年といわれ、根茎が珠を連ねたように長くなるには、長い年月が必要である。 オウレンは葉が出る前の春先に茎を伸ばした先に花が咲き、その後葉が出てくる。 (より詳しく見る→栃本天海堂創立60周年記念誌

Picture

Photographs of Coptis Rhizome (オウレン) (by Alps Pharm. アルプス薬品)
Alps:Coptidis Rhizoma.jpg
1. Japan Insyu 因州 2. Japan Echizen 越前
3. Japan Tanba 丹波 4. China Hebei 湖北 (単枝)
5. China Hubei 湖北 (分枝) 6. China Sichuan 四川 (峨眉連)
Alps:Coptidis Rhizoma2.jpg
7. China Sichuan 四川 (鶏爪連) 8. China Guizhou 貴州 (抱黄連)
9. China Hunan 湖南 (加工) 10. China Yunnan 雲南
11. China Sichuan 四川 (黄連須) 12. Japan Tanba 丹波 (毛黄連)

黄連

References

  1. 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
  2. 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
  3. 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS

Prescriptions 処方一覧

附子瀉心湯 (ブシシャシントウ)  竹茹温胆湯 (チクジョウンタントウ)  中黄膏 (チュウオウコウ)  大黄黄連瀉心湯 (ダイオウオウレンシャシントウ)  白頭翁湯 (ハクトウオウトウ)  半夏瀉心湯 (ハンゲシャシントウ)  胃苓湯 (イレイトウ)  滋腎明目湯 (ジジンメイモクトウ)  浄腑湯 (ジョウフトウ)  蒸眼一方 (ジョウガンイッポウ)  葛根黄連黄芩湯 (カッコンオウレンオウゴントウ)  葛根紅花湯 (カッコンコウカトウ)  加味解毒湯 (カミゲドクトウ)  加味四物湯 (カミシモツトウ)  加味温胆湯 (カミウンタントウ)  乾姜黄連黄芩人参湯 (カンキョウオウレンオウゴンニンジントウ)  甘草瀉心湯 (カンゾウシャシントウ)  荊芥連翹湯 (ケイガイレンギョウトウ)  麻黄連軺赤小豆湯 (マオウレンショウセキショウズトウ)  明朗飲 (メイロウイン)  女神散 (ニョシンサン)  女神湯 (ニョシントウ)  黄連阿膠湯 (オウレンアキョウトウ)  黄連解毒湯 (オウレンゲドクトウ)  黄連湯 (オウレントウ)  竜胆瀉肝湯 (リュウタンシャカントウ)  柴陥湯 (サイカントウ)  柴胡清肝湯 (サイコセイカントウ)  三黄散 (サンオウサン)  三黄瀉心湯 (サンオウシャシントウ)  清上防風湯 (セイジョウボウフウトウ)  小陥胸湯 (ショウカンキョウトウ)  生姜瀉心湯 (ショウキョウシャシントウ)  温清飲 (ウンセイイン)  温胆湯 (ウンタントウ)  抑肝散加芍薬黄連 (ヨクカンサンカシャクヤクオウレン)  


歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載

利用する場合は以下を引用してください。

  • 矢作 忠弘,石内勘一郎,渥美 聡孝,三宅 克典,森永 紀,伏見 裕利,大山 雅義,森川 敏生,田中 謙,有田 正規,牧野 利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 1-36, 2017
番号 書名 出版年 記載
3 局方医薬品承認申請の手引き 1980 【効能または効果】胃弱、食欲不振、胃部・腹部膨満感、消化不良、食べ過ぎ、飲み過ぎ、胃のむかつき、下痢 No. 1183
4 生薬のエキス製剤の製造販売承認申請に係るガイダンスついて(2015年12月25日薬生審査発) 2015 (健胃の目的で使用する場合)食欲不振(食欲減退)、胃部・腹部膨満感、消化不良、胃弱、食べ過ぎ(過食)、飲み過ぎ(過飲)、胸やけ、もたれ(胃もたれ)、胸つかえ、はきけ(むかつき、胃のむかつき、二日酔・悪酔のむかつき、嘔気、悪心)、嘔吐 (止瀉の目的で使用する場合注))下痢、消化不良による下痢、食あたり、はき下し、水あたり、くだり腹、軟便 。注)止瀉の効能を謳う場合は他の効能を謳えないことに注意
5 JP7 第1部 大改訂版 第2部 解説書(1966) 1961 【薬効】 (略)。 【適用】 苦味健胃剤ならびに整腸剤として1日数回0.3~0.5gを散剤、煎剤または丸剤として用いる。民間では結膜炎などの眼剤としてオウレンの煎剤を外用するほか、家庭薬の原料として多量に使用される。 漢方では充血、炎症、どうき、精神不安、心下部のつかえなどの症状に用いる。 C-387
6 JP8 解説書 1971 【薬効】 苦味を有し胃の運動を促進し、唾液や胃液の分泌を亢進させる作用がある。(略)。 【適用】 苦味健胃薬ならびに整腸薬として1日 1.5 g、1回0.2~0.5gを散剤、煎剤または丸剤として用いる。その他家庭薬の原料としても多量に使用される。オウレン、オウバクは含有成分が多少類似しているが、漢方では区別されており、オウレンは充血、炎症、動悸、精神不安、心下部のつかえなどの症状に用いる。 C-512
7 JP9 解説書 1976 【薬効】 〔薬理〕 (略)。 【適用】 苦味健胃整腸薬、 (略)。漢方では上半身の炎症・充血、精神不安、心下部のつかえ、下痢などの症状に用いる。 D-127
8 JP10 解説書 1981 【適用】 止瀉薬及び苦味健胃薬として配合剤 (胃腸薬、整腸薬) の原料とする。 (略)。 また、漢方処方用薬でもある。 漢方方剤: (略) D-133
9 JP11 解説書 1986 【本質】 生薬、健胃薬、止瀉薬 【適用】 止瀉薬及び苦味健胃薬として配合剤 (胃腸薬、止瀉整腸薬) の原料とする。 (略)。 胃弱、食欲不振、胃部・腹部膨満感、消化不良、食べ過ぎ、飲み過ぎ、胃のむかつき、下痢に、 (略)。 また、漢方処方用薬でもあり、健胃消化薬、止瀉整腸薬、止血薬、精神神経用薬とみなされる処方及びその他の処方に配合されている。 漢方処方: (略) D-127
10 JP12 解説書 1991 【適用】止瀉薬および苦味健胃薬として配合剤(胃腸薬)の原料とする。一日最大分量3g、粉末の場合は1.5 g。胃弱、食欲不振、胃部・腹部膨満感、消化不良、食べ過ぎ、飲み過ぎ、胃のむかつき、下痢に、大人一日量3 gを水約300mlで煎じ食前または食間に三分服する。また、漢方処方用薬でもあり、健胃消化薬、止瀉整腸薬、止血薬、精神神経用薬とみなされる処方およびその他の処方に配合されている。漢方: 温清飲、黄連湯、黄連解毒湯、甘草瀉心湯、柴陥湯、柴胡清肝湯、三黄瀉心湯、蒸眼一方、清上防風湯、女神散、半夏瀉心湯など D-129
11 JP13 解説書 1996 【適用】止瀉薬および苦味健胃薬として配合剤(胃腸薬)の原料とする。一日最大分量3g、粉末の場合は1.5 g。胃弱、食欲不振、胃部・腹部膨満感、消化不良、食べ過ぎ、飲み過ぎ、胃のむかつき、下痢に、大人一日量3 gを水約300mlで煎じ食前または食間に三分服する。また、漢方処方用薬でもあり、健胃消化薬、止瀉整腸薬、止血薬、精神神経用薬とみなされる処方およびその他の処方に配合されている。漢方: 温清飲、黄連湯、黄連解毒湯、甘草瀉心湯、柴陥湯、柴胡清肝湯、三黄瀉心湯、蒸眼一方、清上防風湯、女神散、半夏瀉心湯など D-151
12 JP14 解説書 2001 【適用】止瀉薬および苦味健胃薬として配合剤(胃腸薬)の原料とする。一日最大分量3g、粉末の場合は1.5 g。胃弱、食欲不振、胃部・腹部膨満感、消化不良、食べ過ぎ、飲み過ぎ、胃のむかつき、下痢に、大人一日量3 gを水約300mlで煎じ食前または食間に三分服する。また、漢方処方用薬でもあり、健胃消化薬、止瀉整腸薬、止血薬、精神神経用薬とみなされる処方およびその他の処方に配合されている。漢方: 温清飲、黄連湯、黄連解毒湯、甘草瀉心湯、柴陥湯、柴胡清肝湯、三黄瀉心湯、蒸眼一方、清上防風湯、女神散、半夏瀉心湯など D-158
13 JP15 解説書 2006 【適用】止瀉薬および苦味健胃薬として配合剤(胃腸薬)の原料とする。一日最大分量3g、粉末の場合は1.5 g。胃弱、食欲不振、胃部・腹部膨満感、消化不良、食べ過ぎ、飲み過ぎ、胃のむかつき、下痢に、大人一日量3 gを水約300mlで煎じ食前または食間に三分服する。また、漢方処方用薬でもあり、健胃消化薬、止瀉整腸薬、止血薬、精神神経用薬とみなされる処方およびその他の処方に配合されている。漢方: 温清飲、黄連湯、黄連解毒湯、甘草瀉心湯、柴陥湯、柴胡清肝湯、三黄瀉心湯、蒸眼一方、清上防風湯、女神散、半夏瀉心湯など D-94
14 JP16 解説書 2011 【適用】止瀉薬および苦味健胃薬として配合剤(胃腸薬)の原料とする。一日最大分量3g、粉末の場合は1.5 g。胃弱、食欲不振、胃部・腹部膨満感、消化不良、食べ過ぎ、飲み過ぎ、胃のむかつき、下痢に、大人一日量3 gを水約300mlで煎じ食前または食間に三分服する。また、漢方処方用薬でもあり、健胃消化薬、止瀉整腸薬、止血薬、精神神経用薬とみなされる処方およびその他の処方に配合されている。漢方: 温清飲、黄連湯、黄連解毒湯、甘草瀉心湯、柴陥湯、柴胡清肝湯、三黄瀉心湯、蒸眼一方、清上防風湯、女神散、半夏瀉心湯など D-101
15 登録販売者試験実施ガイドライン作成検討会_試験問題の作成に関する手引き(厚生労働省医薬食品局総務課2007年7月) 2007 苦味による健胃作用を期待して用いられる。止瀉薬としても用いられる(P. 93)。胃腸症状に対する効果を期待して配合される(P. 132)。
19 『改訂生藥學』アルベルト・ウィカンド 大井玄洞 1887 記載なし
20 『生藥學』第5版 下山順一郎 1901 上P99: 往時漢医は胃腸病等種々の目的に用いたり薬局方に掲げる旨意は古倫僕根に代用するに在り、薬局方の製品は黄連越幾斯なり。
21 『簡明生藥學』島崎健造 1909 P68: 胃腸病に供用す又日本薬局方越幾斯を製す。
22 『最新薬学全書 第6編 生薬学』 伊藤治輔 編、日本薬学講習会 1913 P48: 黄連越幾斯の製造に用い、コロンボ根と同一の効用がある。
23 『生藥學』第13版 下山純一郎 朝比奈泰彦 1916 上P170: 往時漢医は胃腸病等種々の目的に用いたり薬局方の薬品は黄連越幾斯なり。
24 『和漢薬物学』日野五七郎 一色直太郎 同済号書房 たにぐち書店復刻版 1931 正P126: 健胃止瀉薬として、消化不良、腸カタル、コレラ及びカタル性黄疸等に用ひ。其に基づく熱発、悪心、嘔吐、煩渇、食気不進、腹部膨満等を治し、蛔虫を口内より吐出する際にも内服せしむ。(中略)日本薬局方においては黄連エキスを製するに用ゆ。
25 『薬理的生薬学』村上師壽 三省堂 1933 P136: 苦味健胃薬とす。腹痛、慢性下痢、消化不良等に用ふ。
26 『生藥學』第20版 下山順一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 1934 上P120: 往時漢方医は胃腸病等種々の目的に用いたり薬局方の薬品は黄連エキスなり。
27 『生藥學』第27版 下山純一郎 朝比奈泰彦 藤田直市 1943 P120: 往時漢医は胃腸病等種々の目的に用いたり薬局方の薬品は黄連エキスなり。
28 『生藥學教科書』木村康一 1949 P29: 苦味健胃薬。1日0.3?0.5。南方に於てはberberin含有生薬を眼病民間薬として居る。
29 『最新生薬学』刈米達夫 1949 P84: 苦味健胃薬。粉末又は煎剤、1日量1.5 g。
30 『生薬学』三橋博、醫學書院 1958 P160: 苦味健胃薬。
31 『生薬学』第4版、藤田路一 1963 P73: 苦味健胃剤。粉末、煎、エキス剤製造。
32 『新編生薬学』東丈夫 名越規朗 廣川書店 1965 P55: 苦味健胃剤((略)を散剤、煎剤、丸剤として用いる)。家庭用薬原料。黄連エキス。漢方: 消炎剤、苦味健胃剤とし精神不安、心下痞などに用いる。黄連湯など
33 『生薬学総論』柴田承二 東丈夫 木島正夫 下村孟 廣川書店 1966 P80: 消炎、健胃、整腸剤で心中煩悸、精神不安、心下痞などに用いる
34 『生薬学』稲垣勲 嶋野武 嶋田玄彌 長沢元夫 南江堂 1967 P82: 苦味健胃整腸薬。粉末、煎、エキス剤製造。
35 『和漢生薬』刈米達夫 廣川書店 植物分類学での順 1971 P223: 苦味健胃薬、消炎、鎮静作用があり気の上せを去る。
36 『最新生薬学 第三改槁版』刈米達夫 廣川書店 1973 P87: 苦味健胃薬。粉末または煎剤、1日量1.5 g。
37 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔上〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 1975 記載なし
38 『スタインエッガー・ヘンゼル生薬学〔下〕‐化学・薬理学へのアプローチ‐第3版』糸川秀治 太田明廣 西川嘉廣 廣川書店 1976 記載なし
39 『生薬学』 木島正夫 澤田徳之助 秦清之 朝倉書店 1978 P63: 苦味健胃薬ならびに整腸薬として散剤、煎剤、丸剤とし、また家庭薬原料としても多量に用いられる。漢方では上半身の炎症、充血、動悸、精神不安、心下部のつかえ、下痢などの症状に他薬と配合して用いられる。なお、結膜炎などの眼疾に煎剤をもちいたり民間的使用も多い。
40 『新常用和漢薬集』訂正第2版 東京生薬協会 編集 南江堂 1978 P16: 苦味健胃薬、整腸剤。漢方では充血または炎症があり、胸苦しい感じ、精神不安、心下部のつかえなどに用いる。
41 『最新生薬学総覧』伊沢一男 学文社 1978 P21: 苦味健胃薬、整腸薬として粉末、煎剤、エキス剤などを使用するほか、漢方処方48方剤に応用される。塩化ベルベリン(塩酸ベルベリン)の製造原料、漢方的効用は鎮静作用である。
42 彩色写生図 日本の薬用植物〔生薬〕 生薬-成分-漢方-〔処方例〕高取治輔 廣川書店 1980 P113: 健胃、消炎、殺菌、鎮静
43 『生薬学第2版』北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 1982 P250: 苦味健胃整腸薬。1回0.2~0.5g1日0.5~1.5g(末)。漢方では上半身の炎症、精神不安、心下部のつかえ、下痢などに用いる。
44 『コメンタリー局方生薬』初版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 1984 P82: 効能に関する記載なし。  P86(オウレン末): 清熱薬(胃熱-みぞおちのつかえ・口が苦い・上腹部痛・悪心など、細菌性下痢、炎症性充血・出血、いらいらなどに)として処方。苦味性健胃整腸薬として家庭薬製剤に配合。
45 『新訂生薬学 第2版』長沢元夫 野呂征男 萩原幸夫 木村孟淳 南江堂 1987 P95: 健胃整腸、消炎薬。
46 『コメンタリー局方生薬』 第2版 桑野重昭 山内和子 米田該典 廣川書店 1987 P102: 効能に関する記載なし。  P106(オウレン末): 清熱薬(胃熱-みぞおちのつかえ・口が苦い・上腹部痛・悪心など、細菌性下痢、炎症性充血・出血、いらいらなどに)として処方。苦味性健胃整腸薬として家庭薬製剤に配合。
47 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第3版』三橋博 指田豊 山﨑和男 南江堂 1989 P112: 苦味健胃薬、整腸薬、漢方では上半身の炎症、精神不安、心下部のつかえ、下痢などに用い、三黄瀉心湯、黄連解毒湯、清上防風湯などに配合される。
48 『生薬学概論』 難波恒雄 津田喜典編 南江堂 1990 P307: 苦味健胃、腸内殺菌、止瀉、鎮静、消炎薬。漢方ではのぼせ、精神不安、充血などに用いる。
49 『生薬学改訂第4版』 三橋博 井上隆夫編集 南江堂 1992 P114: 苦味健胃薬、整腸薬。漢方では上半身の炎症、精神不安、心下部のつかえ、下痢などに用い、三黄瀉心湯、黄連解毒湯、清上防風湯などに配合される。
50 『天然薬物・生薬学』 初版 奥田拓男編 廣川書店 1993 P30: 苦味健胃薬として配合剤(胃腸薬)に用いる。漢方では健胃、炎症、心下部のつかえ、精神不安、下剤などを目標に用いる。
51 『薬用資源学』初版 山崎幹夫 斉藤和季編 丸善 1997 P175: 止瀉薬、苦味健胃薬
52 『漢方薬理学』高木敬次郎 木村正康 南山堂 1997 P404: 健胃・整腸、消化不良、各種下痢症状特に細菌性下痢、急性胃炎など胸腹部異常感、吐血、鼻出血、血尿、血便など急性出血性疾患、皮膚の炎症、化膿症、口内炎、目の充血や眼瞼腫脹など。
53 『生薬学概論(改訂第3版)』 難波恒雄 津田喜典 南江堂 1998 P307: 苦味健胃、腸内殺菌、止瀉、鎮静、消炎薬。漢方ではのぼせ、精神不安、充血などに用いる。
54 『生薬学第6版』 北川勲 三川潮 庄司順三 滝戸道夫 友田正司 西岡五夫 廣川書店 2001 P247: 苦味健胃整腸薬。1回0.2~0.5g1日0.5~1.5g(末)。漢方では上半身の炎症、精神不安、心下部のつかえ、下痢などに用いる。
55 『INTEGRATED ESSENTIALS 生薬学 改訂第6版』 指田豊 山﨑和男 南江堂 2002 P146: 苦味健胃薬、整腸薬、漢方では上半身の炎症、精神不安、心下部のつかえ、下痢などに用い、三黄瀉心湯、黄連解毒湯、清上防風湯などに配合される。
56 『入門漢方医学』初版 日本東洋医学会学術教育委員会 編 日本東洋医学会発行 2002 P150: 健胃、止瀉、精神安定
57 『漢方・生薬学』久保道德 吉川雅之 廣川書店 2003 P238: 漢方処方用薬として、苦味健胃、鎮静、止瀉を目的として汎用される漢薬。
58 『薬学生・薬剤師のための知っておきたい生薬100ー含漢方処方ー』第1版、日本薬学会編、東京化学同人 2004 P12: 苦味健胃整腸薬、漢方では上半身の炎症、精神不安、心窩部のつかえ、下痢などに用いる。主要作用①②オウバクの項参照。③止瀉作用: 炎症性の下痢に用いる。④治血熱作用: ?血性の各種炎症性疾患を治す(血熱: ?血で炎症の強い状態)⑤精神安定作用: 血熱および胃部の炎症が原因として起こる精神不安、不眠、煩悶感、意識混濁などを治す。配合処方: 温清飲、黄連湯、黄連解毒湯、葛根黄連黄?湯、甘草瀉心湯、三黄瀉心湯など。
59 『薬学生のための漢方薬入門』第2版、指田豊 三巻祥浩、廣川書店 2004 P41: 胸腹部に炎症があって、煩悶し、動悸や心下痞のあるものに用いる。また胃部の炎症による精神不安に用いる。西洋医学的には苦味健胃・整腸薬である。処方例: 胃苓湯、温清飲、瀉心湯、竹茹温胆湯、女神散
60 『スタンダード薬学シリーズ3 化学系薬学Ⅲ 自然が生み出す薬物』第1版 社団法人日本薬学会 編 東京化学同人 2005 P25: 健胃消化薬、止瀉整腸薬、止血藥。
61 『薬用植物学 改訂第6版』 野呂征男 水野瑞夫 木村孟淳 田中俊弘 南江堂 2006 P132: 苦味健胃薬、漢方では消炎、止血、解毒に用いる。
62 『パートナー生薬学』 指田豊 山﨑和男 竹谷孝一 南江堂 2007 P137: 苦味健胃薬、整腸薬。漢方では、高熱を伴う流行性熱病、種々の下痢、嘔吐、腹痛、目の充血・吐血・下血・鼻出血などの出血性疾患、湿疹、口内炎、咽痛などを主治する。関節炎、打ち身などに外用とする。健胃消化薬、止瀉整腸薬、止血薬、精神神経用薬とみなされる漢方処方に配剤される。
63 『生薬単』 伊藤美千穂 北山隆 NTS 2007 P86: 健胃、抗菌、鎮痙、利胆。
64 『ベーシック薬学教科書シリーズ⑦生薬学・天然物化学』吉川雅之編 化学同人 2008 P35: 苦味健胃、整腸、止瀉、消炎、収れん作用を目的として胃弱、食欲不振、胃部・腹部膨満感、消化不良、下痢などに用いる。漢方処方: 黄連解毒湯など
65 『伝統医薬学・生薬学』 御影雅幸 木村正幸 南江堂 2009 P198: 苦味健胃、殺菌、止瀉薬。(中)清熱燥湿薬。方剤: 黄連湯、黄連解毒湯、三黄瀉心湯、半夏瀉心湯。
66 『日本伝統医学テキスト漢方編』平成22-23年度厚生労働科学研究費補助金『統合医療を推進するための日本伝統医学の標準化』研究班 2012 P343: 強い苦みを有し、苦味健胃、鎮静、止瀉を目的に用いる漢方処方に配合されている。
67 『新訂生薬学 改訂第7版』 木村孟淳 田中俊弘 水上元 南江堂 2012 P100: 健胃整腸、消炎止瀉薬。
68 『歴代日本薬局方収載生薬大事典』 木下武司著 2015 P49: 苦味健胃薬、整腸薬とするほか、多くの漢方処方医配合。
73 青本「化学」、薬学ゼミナール 2016 P576: 苦味健胃、止瀉
74 コアカリ重点ポイント集「化学系薬学」改訂第4版 薬学ゼミナール 2014 P148: 苦味健胃、消炎、止瀉
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