CrudeDrug:Opium
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阿片
アヘン Opium | |
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基原 * ... non-plant |
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部位 | 滲出物 |
性状 | 本品は黄褐色~暗褐色の粉末である。 |
確認試験 | (1)TLC法:本品0.1gに薄めたエタノール5mLを加え、10分間超音波処理した後、薄めたエタノールを加えて10mLとする。この液をろ過し、ろ液を試料溶液とする。別に「モルヒネ塩酸塩水和物」25mg、「コデインリン酸塩水和物」12mg、「パパベリン塩酸塩」2mg及び「ノスカピン塩酸塩水和物」12mgをそれぞれ薄めたエタノール25mLに溶かし、標準溶液(1)、標準溶液(2)、標準溶液(3)及び標準溶液(4)とする。これらの液につき、薄層クロマトグラフィーにより試験を行う。試料溶液及び各標準溶液10μLずつを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次にアセトン/トルエン/エタノール/アンモニア水混液(20:20:3:1)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これにドラーゲンドルフ試液を均等に噴霧するとき、試料溶液から得たスポットは、標準溶液(1)、標準溶液(2)、標準溶液(3)及び標準溶液(4)から得たそれぞれのスポットと色調及びRf値が等しい。 (2)塩化鉄(III)試液:本品0.1gに水5mLを加え、5分間振り混ぜた後、ろ過する。ろ液に塩酸ヒドロキシアンモニウム溶液1mL及び塩化鉄(III)試液1滴を加えて振り混ぜるとき、液は赤褐色を呈する。この液に、直ちにジエチルエーテル5mLを加えて振り混ぜるとき、ジエチルエーテル層は赤紫色を呈しない。 |
乾燥減量 | |
灰分 | |
酸不溶性灰分 | |
薬局方ページ | 日局 16-p1445 |
効能 | 鎮痛 |
成分 | モルフィン、コデイン、パパベリン、ノスカピン morphine, codeine, papaverine, noscapine |
リンク |
References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS