CrudeDrug:Aurantii Pericarpium
From Metabolomics.JP
				
								
				
				
																
				
				
								
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橙皮
| トウヒ Sour Orange | |
|---|---|
| 基原 * ... non-plant | 
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| 部位 | 果皮 | 
| 性状 | 本品は、通例、ほぼ球面を四分した形であるが、ひずんだもの又は平たくなったものがあり、長さ4~8cm、幅2.5~4.5cm、厚さ0.5~0.8cmである。外面は暗赤褐色~灰黄褐色で、油室による多数の小さいくぼみがある。内面は白色~淡灰黄赤色で、維管束の跡がくぼんで不規則な網目を現す。質は軽くてもろい。 本品は特異な芳香があり、味は苦く、やや粘液性で、わずかに刺激性である。 | 
| 確認試験 | TLC法:本品の1.0gにエタノール10mLを加え、時々振り混ぜながら30分間放置した後、ろ過し、ろ液を試料溶液とする。別に薄層クロマトグラフィー用ナリンギン二水和物10mgをエタノール10mLに溶かし、標準溶液とする。これらの液につき、薄層クロマトグラフィーにより試験を行う。試料溶液及び標準溶液10μLずつを薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次に酢酸エチル/エタノール/水混液(8:2:1)を展開溶媒として約10cm展開した後、薄層板を風乾する。これに希2,6-ジブロモ-N-クロロ-1,4-ベンゾキノンモノイミン試液を均等に噴霧し、アンモニアガス中に放置するとき、試料溶液から得た数個のスポットのうち1個のスポットは、標準溶液から得た灰緑色のスポットと色調及びRfが等しい。 | 
| 乾燥減量 | 14.0 %以下(6時間) | 
| 灰分 | 5.5 %以下 | 
| 酸不溶性灰分 | 0.5 %以下 | 
| 薬局方ページ | 日局 16-p1556 | 
| 効能 | 芳香性苦味健胃、駆風、香味 | 
| 成分 | リモネン、ヘスペリジン、ネオヘスペリジン、ナリンギン、ポンシリン、リモニン、シネフリン、ペクチン limonene, hesperidin, neohesperidin, naringin, poncirin, limonin, synephrine, pectin | 
| リンク | |
References
- 【基原動植物から灰分等まで】第十六改正日本薬局方
- 【効能】矢作忠弘, 渥美聡孝, (以下8名)..., 牧野利明「歴代成書に見られる生薬の効能に関する記載のデータベース化」生薬学雑誌, 71(1), 2017
- 【成分】生薬単 (伊藤美千穂 北山隆 監修; 原島広至 著) NTS


